糸魚川翡翠の歴史は5億2000年以上前にさかのぼる。
人類が始めて身につけた宝石が翡翠であることがわかったのは割と近年のお話し。
フォッサマグナ(ラテン語で大きな溝)と呼ばれる日本列島を東西に分断する断層がある。
その糸魚川から静岡に到達する溝は、深さ6000メートル、この溝は当然海でした。
日本列島は今とは形状が違っていたことになるんです。
そして、フォッサマグナは火山の噴火とその堆積で埋もれ、今の日本列島が誕生しました。
その過程で、地底深くから隆起した地層に翡翠や色々な鉱物が眠っているのです。
一万気圧以上の高圧でありながら水分が豊富で低温の地底環境がなければ、翡翠(ジェダイド)は生成されないといわれています。
こういった圧力のかかる土地は、パワースポットとして、高いエネルギーを発するといわれ、特別な地とされています。
翡翠が霊力のある玉として、信仰されたのも特別な大地のエネルギーが関係しているのかもしれません。